フォントの買い方の話。続き。
001で、会員登録は済ませて、ここからは、実際に買うまでのプロセスを紹介します。
まずは買いたいフォントを選び、そのフォントのページへ。今回は、名作Linotype Didotを購入するという仮定で。
Buying Choisesをクリック。すると、選択肢が表示されます。
斜体かどうか、太さなどで1つのフォントでも数種類に分けられていることがほとんど。
パッケージ(複数の太さ、斜体のフォントを含む)で買うか、個別のフォント(太さが異なる、または斜体)を買うかを選ぶことができます。パッケージだとかなり割安になっていて、Webや本などの字数が多いもののために購入するのであれば、おすすめ。
まずは、ファミリーパックで、全てコミコミというパターン。デスクトップでもWebでも使用可能で、16,540円。
次は、ファミリーパックで、デスクトップのみで使用可能な場合。11,027円。
次に、個別のフォントを買うよ、という場合。Bold(太めのフォント)、1つあたり3,898円。Bold Italic(太めの斜体)も、1つあたり3,898円。
ここまで選択したら、次はライセンスを選択。
Desktopの場合、書類や動かない画像(.jpeg, .tiff, .png)を作ることを想定。ユーザーの数を選択。個人がウェデイングの招待状などの用途で購入する場合はこれにあたります。
Webfontの場合、自分のウェブサイトで使用することを想定。ページビューの数(現時点で想定される)を選択。1人のオーナーが複数のウェブサイトに購入したフォントを使うことは可能。ウェブサイト制作会社が複数のクライアントに購入したフォントを使うことは不可。250,000ページビューを選択して、実際のページビューがこれを超えてしまった場合、ライセンスを追加購入する必要があります。
Digital Adsの場合、いわゆるインターネット広告を想定。インプレッション数を選択。インプレッション数があらかじめ分からない場合は、月ごとに調整しても可。
ライセンスには更に種類が。
Appの場合、アプリケーションソフトウェアを作る場合を想定。インスタレーション数を選択。
ePubの場合、ebookなどを想定。出版物の数を選択。
Serverの場合、ライセンスを持たない顧客が、製品(例えばTシャツや名刺など)を制作するためにそのフォントを使うウェブサイトやサービスを想定。フォントがインストールされるサーバーの数を選択。
ライセンスの説明が思ったより長くなってしまったので、今回はここまで。次回は実際にお金を払うところまでたどり着きたいと思います。フォントの買い方003に続く!
photo credit:MorseInteractive