日本人欧文フォントデザイナー、2人目は泣く子もだまる小林章さん。
正確に言えば、小林章さんは、欧文フォントもデザインできるフォントデザイナーですね。
武蔵野美術大学を卒業後、写研に入社。日本語のフォントのデザインプロジェクトを経験。その後、カリグラフィーに関心を寄せて、本で自学するだけでなく、ロンドンカレッジ・オブ・プリンティング(現在はロンドンカレッジ・オブ・コミュニケーションに改名)の夜間コースでカリグラフィーを学んだそうです。現在は、モノタイプ社で、タイプディレクターを務めています。受賞歴多数。
現在は、名作フォントの復刻などに関わることが多いようですが、若手(中堅?)の頃には、創作書体も出しており、その1つがCliffordです。
テキスト向きのすっきりとしたセリフ書体。問答無用でおすすめのフォント。
個人でフォントを売ることがなかった時代、今は、FontFont社のみで取り扱っているようです。権利関係は、どうなっているのか、気になります…。
- Category :serif
- Design Date :1999
- Designer :Akira Kobayashi
- Publisher :FontFont