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フォントデザインの基本001

どの文字から作業を開始するかという話。

通常欧文(ラテン系文字)においては大文字よりも小文字の持つ特徴が、フォント全体のイメージを決めてしまう場合が多い。これはそもそも文字の使用頻度に差があるのと、大文字は比較的図形的な単調さがあり、特徴を出しにくいことによる。したがって何らかのフォントを作ろうとする場合、はじめに小文字のデザインからスタートし、文字全体のイメージを確立した方がやりやすい。

最近よく取り上げられるものに「adhesion」がある。これはイギリスのレディング大学でタイプデザインを教える際使われる手法の一つで、adhesionという文字列が、フォントの基本的な骨格を有しているため、デザインの最初歩段階や、テストワードとして使われるものである。まずはadhesionの各文字から始めてはいかがだろうか。

追加として、個人的に利用している文字列を載せておく。adhesionはなかなか考えられているが、もっと突っ込んで考えると最初に考える文字は「n」と「o」である。(大文字の場合は「H」と「O」)HOnoはスペーシングをきめる際も基準となる重要な文字である。「n」と「o」が決まると「d」が半自動的に決まる。dはnとoを足して2で割ったような文字だからだ。つぎに「a」と「g」と「s」。これらの文字は特徴の出やすい文字で、シングルストーリーやダブルストーリーなど考えることが色々ある。またagsは互いに強めの相関があり、バラバラにはできない。当然ながら統一感が必要な文字で達である。「t」は「f」や「j」のようなフックのある文字の代表として、「k」と「y」は斜線を持つ文字たちの代表である。「i」や「z」など、この段階ではほとんど考えられない、さみしい文字たちである。

nod tag sky

以上、adhesionとかぶる文字もたくさんり、重要な文字が何なのか浮き上がってくる。ただしデザインする人によって各自それぞれの方法・順序があるだろう。

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