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フォントデザインの基本006

スペーシングの話2

Hなど四角い文字のサイドベアリングに比べ、尖った文字や丸みを帯びた文字のサイドベアリングは小さく設定する、と言うのが前回の話である。今回はスペーシングとリズムの話。

スペーシングの設定によって文字(文章)の読みやすさは大きく変わる。スペーシングを大きく設定し過ぎても、小さくし過ぎても、読みにくい文字列になってしまう。ではどの程度の大きさが最適かと言うと、これは文字のインナースペース(水色:図参照)とアウタースペース(灰色)のバランスが上手く取れた状態である。このバランスがリズムを作る。インナースペースに対して、アウタースペースが小さく窮屈過ぎても、逆にアウタースペースが大きく、ルーズ過ぎてもいけない。

またインナースペース同士の関係にも注意しなくてはならない。たとえば「n」と「o」インナースペースは遠目から見てバランスが取れている必要がある。同じ面積である必要はないが、フォントとしての統一感は必要である。また、「a」や「e」も統一感を持たせたい。

さらに注意したいのは、インナー・アウタースペース(ホワイトスペース)と文字の形(ブラックシェイプ)はいわゆる「図と地」の関係にあり、どちらか一方を考える時にも他方を考慮しつつデザインしなくてはいけないことである。

 

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